先月、エッセイイストの鮫島純子様が当博物館にご来館頂きました。
鮫島様は渋沢栄一氏のお孫さんで96歳ですが講演や出筆活動でご活躍しておられます。
昨年、岩倉家由来の婚礼衣装の寄贈がありました。鮫島
様は岩倉家とはご親戚なので、その展示を見る為に岩倉家の方々とご一緒にご来館されました。
祖父の渋沢栄一や新渡戸稲造など人生で出会った先人たちの教えを花開かせて後世に伝えています。
「感謝するところに真の喜びがある。」
「世界の幸せがあって自分の幸せある。」など、
私は鮫島様と出会て、最近の「自分だけよければよい」という風潮が広まる中で鮫島様から新鮮で静かな感動を受けました。
平成30年11月
青梅きもの博物館 館長 鈴木啓三
ご紹介
鮫島純子(さめじま・すみこ)
エッセイスト
1922年東京生まれ」。祖父は日本の資本主義の礎を築いた渋沢栄一氏、父は栄一氏の四男で実業家の渋沢正雄氏。42年に鮫島員重氏と結婚し、男子3人をもうける。講演や雑誌への寄稿も多数。
著書;「祖父渋沢栄一に学んだこと」文芸春秋
「忘れないで季節のしきたり日本の心」小学館
「毎日が、いきいき、すこやか」小学館